2012年10月27日土曜日

入れ歯の大きさ

入れ歯を安定させるためには大きく作るというのが歯科医の常識です。
そうは言っても大きすぎる入れ歯はきゅうくつであり、舌の動きや
口全体の動きのじゃまになってしまいます。

解剖学的に入れ歯の外形は説明できますが、それぞれの歯科医が
作った入れ歯の形は違ってきます。3箇所の歯科医院で総入れ歯を作った
としてそれぞれの形が全然違うのは患者さん自身が経験済みでしょう。


しかし、2人の入れ歯の達人が総入れ歯を作った時は大体は似てくるのでは
ないかと思います。

また、トレーにシリコン剤を大目に盛ったため、ほっぺたが広がって大きく
できた模型を技工士が見た場合その外形線はどこにもってくるのかまったく
わかりません。

小さくならないようにしっかり作った入れ歯で患者さんに使用してもらい、
この部分はもっと小さくできるかなと思って小さく削った後、
次回来院時に患者さんが、「前より楽になりました」と言ったなら削る前の
入れ歯は大きかったのでしょう。

こういった事を何十年も毎日やっていると患者さんの反応からいろいろな事
を学ぶ事ができます。

私が大学を卒業したてのころ、入れ歯がうまくなりたくて、当時手に入る専門書
はほとんど読みましたが自分の知りたいことはどこにも書いてありませんでした。

そこで思ったのは、「だれかに教えてもらおうと思わないで、ひたすら入れ歯を
作りつづければいろいろなことがわかってくるだろう。」ということです。

入れ歯の大きさにもどりますが、私の考えは
「大きすぎる入れ歯は患者さんがかわいそう。
小さいと安定しないで動いたり外れたりするので吸着を重視しながら
口の動きの邪魔にならないように小さく作る。」
ということです。







2012年10月24日水曜日

ジルコニアとオールセラミック

 メタルを使わない白い被せ物としてはジルコニアとオールセラミックがあります。

ジルコニア

 
    ● 金属のように硬く 、ジルコニアのみで作る方法と外側にセラミックを盛る方法   
      があります。ジルコニア単体の物は自然の色が出ないので色を重視する当院  
      ではやりません。
    ● 硬いので奥歯のブリッジに使うことができる、というか奥歯にメタルフリーの
      ブリッジを入れるにはこれしか選択肢がない。 

             
オールセラミック

     
    ● emaxが最適、400MPaの曲げ強度を有するガラスセラミックをプレスする。   
    ● 作り方としてこの400MPaだけで作る歯と外側にセラミックを盛った歯がある。   
    ● セラミックを盛る方法の方が本物らしく作ることができる。   
    ● そのため前歯のように色を重視する場合はセラミックを盛る方法が、色より
      強度を重視する奥歯の場合はプレス体のみがおすすめ。     
    ● 小臼歯までのブリッジも適応症なのでほとんどの症例で可能。

結論      奥歯のブリッジ以外はemaxがいい。



                                              メタルフリーのemax



               

  1.                           新小岩 歯科 早川歯科