2013年9月10日火曜日

保険の総入れ歯 作り方の工夫

保険の入れ歯の印象は、アルジネートで取る場合が多いと思うが、

アルジネート一発の印象では完成義歯がどのようになるかは明白です。

そこで、時間や手間をかけずに保険でもいい入れ歯を作る工夫です。

トレーレジンやオストロンで咬合床を作り、咬合採得時に床の内面にフィットチェッカー

を盛って噛んでもらうのです。つまり咬座印象です。

その印象に石膏を流してから、咬合器に付けます。

もう一回、試適時に同じことをやることもできます。その場合は完成蠟義歯を作って

おき、それを埋没するのです。、

フィットチェッカーを印象材として使えるのでは、と思ったのが20年位前で、

おそらく、どこかに同じことをやっている歯医者がいるかもしれない、と思っていたら

丸森賢二先生の「総義歯の臨床」に載っていたのにビックリした。


アルジネートはアルジエースを35年間とアローマを使っているが、一発では無理。

ダメでも、うまく使えばひょっとして、と可能性をさぐっていたがもうんざりしてきた。

アルジネート印象材はイボクラのビバールがいい、国産とは全然違う。

いずれのアルジネートもやわらかく圧をくわえないように34度から36度の水で練っている。

室温を考慮しながら、水に入れた自分の左手が熱さを決める。そば打ち職人と同じ。

口に入れてから5秒から10秒で硬化し始めたら、ころあいをみて手を離す。

そのまま硬化完了まで、祈る気持ちでじっと待つ。

20秒以内に外せれば成功。

普通は、すぐ固まらないため印象材が垂れて、隙間ができているのに気がつかない。

垂れないようにかたく練ると、顎堤に圧が加わっているため、できた入れ歯があたって痛い。

入れ歯の印象は無圧が理想。無圧の印象材は石膏か寒天だ。


昔、私の父親が石膏で印象を取っているのを見た記憶がある。

自費の場合はダイナミック印象。


なお、フィットチェッカーはガスが出るため30分以上たってから石膏を流す。












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