2015年9月23日水曜日

オールセラミック(奥歯)



奥歯のオールセラミックです。

セラミックのインゴットを型に押し出して歯の概形を作ります。








これは白いだけの透明感のない白い塊です。色は単一色でツヤを付けてこのまま

4万円(税別)ぐらいのようです。金属のクラウンは絶対いやだという人は

最近すごく多いです。でもこの色だと口に入れてから満足できないこともあります。



これに何種類かの色のセラミックを盛って自然な色、ツヤを出すとより本物の歯に近づき

ます。








色見本と合っているか確認し、修正して完成です。







歯の形を作ってそれを埋没して、翌日に炉に入れます。ワックスを溶かすのに2時間

以上、インゴットを圧入するのに900度で30分、取り出して掘り出すまで冷える

のに1時間、掘り出すのは慎重にブラスターを使うが反応層がこびりついてなかなか

きれいに取れない。反応層を取りやすくするために、リキッドに30分つけて置き、

またブラスターで今度は慎重に。

形が整ったらセラミックを盛って炉に30分入れ、取り出して700度から室温に

戻るまで30分待ち、また盛って炉に入れるということをツヤを出すまで4,5回

やるので商品の完成までには2日以上はかかりましたが、前からやりたかったのが

今回の休日でやっと実現できました。納得できる写真が欲しかったからです。

このオ-ルセラミッックは当院では6万(税込)ですがこんなに手間がかかっている

のです。


最近のオールセラミックの傾向として時間をあまりかけないで、安いのを売り物に

してるメーカーが多いような気がします。






















2015年9月20日日曜日

今日の治療







早川歯科医院には、毎日「詰め物が取れたので付けてほしい。」といった患者さんが

来院されます。昨日も3人でしたが、なんか昔に比べて最近多くない?と感じています。

取れた歯を見ると隙間から虫歯になっていることがあります。このような場合に取れた

詰め物をそのままつけてしまうと、またすぐ取れるか、中で虫歯が進行して神経がだめになり、

結果としてその歯の寿命は短くなってしまいます。

きれいな歯質が出るまで悪い所を削り取り、型を取りなおして作り直したほうがいいのですが

そのように説明してもほとんどの患者さんは今回は時間がないのでそのままつけてくれ。

と希望します。大事に、できれば一生使ってもらいたい歯なのですが、私の言っていることを

疑っているのか、歯医者自体を信頼できない風潮になりつつあるのかもしれない。

NHKでインプラントを取り上げたり、読売は歯科を目の敵にしているようだし。

そうはいっても患者さんは専門的な知識があるわけではないので、医療を提供するわれわれ

が信頼を得る努力をしなければならないのは当たり前である。


最後にもう1度言いますが、次に取れた時の自分の歯の質は今日より確実に悪くなって

いるのです。又、取れたら付ければいいといったことではないのです。