2016年7月20日水曜日

あなたの歯にぴったりなオールセラミックの色





オールセラミック(emax)の色を適切に出すには、材料の選択がたいへん重要です。


下の写真を見て下さい。








真ん中の2本(右から2番目と3番目)がオールセラミックでその両隣りの2本(2番)が

メタルボンドです。

この患者さんの主訴は向かって左側の2番の歯肉との隙間を治すことでした。

メタルボンドなので何年か経つとこのようになってしまいます。

さて、問題の色ですが、2番の2本はメタルボンド特有の白濁が目立っています。

また、真ん中のの2本はオールセラミックなのですが、グレー色を感じて黒ずんで

見えます。

主訴は2番のみの治療でしたが、最終的には1番の膨らんだ形も替えたいという

ことで、3本オールセラミックにすることになりました。



この2本の1番は1年前に入れたそうですが、HTインゴットを使用しています。

このHTのインゴットは透明感があるのですが、被せ物(クラウン)に使うとこのように

黒ずんで見えます。でも奥歯の詰め物のときにはこのHT2が最適です。

技工士は石膏模型上で作るため、この2番がメタルボンドであることはわからないの

で、HTを選択したのかもしれず、口腔内を見ていたらMOを使っていたかもしれません。

作る人が口の中を見ることがいかに大事かがわかります。


一般的に前歯のクラウンで、白く健康的なイメージを出したいときには、キャップに

あたる部分に選択するのはMO1, LT1インゴットです。ただしその上に色々と盛り

付けなければならず、HTはこの場合は1色です。


3本を右側の2番の合わせて作りました。






オールセラミックの長所はその色にあります。色がきれいに見える理由としては

セラミックの持つ蛍光性、オパール効果があります。


オパール原石 

歯の色に近いものを手に入れてうっとりと眺めています
これが硬質レジンとセラミックの違いです。





















セラミックの粉には歯の部位によって使う何種類かの色があり、オパール色を

含む粉を表面に使うことで、ただ白いだけでなく上品さ、優雅な雰囲気を出す

ことが出来ます。



                            オパール効果








   









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