2016年8月28日日曜日

GCプレスセラミック LiSiセミナー




GCのプレスセラミック、LiSi(リジー)のセミナーに行って来た。

場所は秋葉原UDX。電車から毎日見ているが、中に入ったのは初めて。

オールセラミックはイボクラというメーカーが1番使われていたのですが、特許

が切れ、他社が参入して来ました。新しい製品がどう違うのか気になっていたの

ですが、話を聞いてみてさっそく使ってみることにしました。


その理由を自分でいいと思った順番に挙げると、

○ 強度が450MPa.
○ 結晶サイズが小さい
○ リングに近づけて埋没できるため、多数埋没できる。
○ 反応層ができないらしい(手間が省ける)
○ 埋没材の操作性がいい(5分以内、流れがいい)
○ プレス体にも蛍光性がある など




また、講師の先生はインレーの色の選択にも触れていて、LiSiのMTをHTより

多用しているとのこと、自分ではイボクラのHT2をほとんど使って満足している

ので、LiSiがどう違うのか興味があります。イボクラのHTにブラウンのセメントを

使うことによって、歯質との移行部分が目立たなくなるのですが。

一般的にはインレーの色指定でA2,A3というふうにあるようですがインレーは

咬合面でありA2といってもA2のどの部分に合わせればいいのか技工士さんは

迷うでしょう。インレー用のシェードガイドを作って、それでHTかMTかを歯科医

に選ばせるのも1つの方法です。

LiSiのパウダーも楽しみ。天然長石と人工長石の混合で、天然長石のほうが色が

よく、ノリタケは100%人工長石とのことでした。





新小岩 早川歯科






UDX


















2016年8月21日日曜日

オールセラミック(emax)の値段が違うのはどうしてなのか。

   


オールセラミッククラウンの値段は歯科医院によってだいぶ差があります。

4万ぐらいから15万円ぐらいでしょうか。

この違いの理由としてネットに説明が書いてあるのを見たことがありますが、

それは歯科医の技術の差と技工料金の違いのためということでした。

技術の差というのは、歯を削り、型を取る作業ですが、その後に歯の色の写真を

取るなど、技工士に細かい指示を与えることが最も大事です。

技工料金の違いはセラミックの作り方によって決まります。

1色だけの材料で作れば短時間で簡単に作ることができますが、歯科医が見れば

すぐに本物の歯とは違うのがわかります。

本物の歯のようにきれいに作ったときは、入れる前に患者さんに、どうですかと

聞くと、「わー、きれい!」といってくれます。このような歯を作るためには何色もの

材料を使うために、手間がかかり、労力は何倍にもなります。

ただ金額が高いか安いかではなく、どのようにして作られたものかが重要で

価格.comで最安値をさがせばいい、というようなわけにはいきません。



そこで、出来上がった歯を次のように分類してみます。


A     高い、うまい
B          高い、へた、
C          安い、うまい
D          安い、へた、

患者さんにとってはCが1番いいんですが、これに巡り合うのはかなり

困難で、一般的にはBかAでしょう。これからは、D,Cも増えるでしょう。

また、患者さんの心理として、安いと不安だ、高いほうが技術が上なんだろう

といった考え方もあるようです。

これは先日、現実に、初診時の患者さんに当院のスタッフが言われたことがあり、

やっぱりそんなふうに思っているのかと、かなりショックを受けました。

こういった先入観に新宿や銀座といった地名が加わると、高級感や安心を感じて、

高い方に流れる人がいるのも事実です。有名人やモデルがそこで治療したとの

記事が載ってたりすると、高くてもそこで歯を入れたいと思う女性はいるでしょ

う。


値段を安くするためには材料費を抑える事ですが、まとめて作ることで可能になり

ます。1つのインゴットで数個作った場合、材料費は当然安くなります。

ある技工所のホームページにインゴットの再利用はしていません、と書いてありま

したが、このようにまとめると余りも出ません。そのためには、値段を安くしてた

くさん作ることがいいのです。






詰め物の5個分ですが、まとめてやることで手間も省けます。



セラミックがemax純正かどうか、よく言われる事ですが、インゴットの問題だけ

でなく、プレス機もemax純正であるべきで、圧の加え方、時間が適切でなければ

破折の原因になります。


さて、歯の値段の違いですが、値段の設定には明確な基準はなく、要するに、歯科医が

どのくらいの利益をほしいのかという単純な問題ではないのでしょうか。

利益が1万でもいいのか、最大で10万以上ほしいのか、それぞれの歯科医が自分

の考えで行っているのですが、産業界ではよそが真似できない技術を持ち、業界の

最安値を実現できた企業しか生き残れません



                                    新小岩 早川歯科







2016年8月7日日曜日

奥歯の詰め物の材質に注意




虫歯の痛みで来院される初診の患者さん。

奥歯に白いプラスチックが詰めてあります。このプラスチックは前歯の虫歯に

充填するものですが、奥歯の噛む所に詰めると咬合力が強いためプラスチックの

周りが徐々に欠けていって、その隙間から中に大きく虫歯が広がっていきます。

夜、痛くて眠れないといった場合は大体、神経まで進行しています。

当医院で、こんな患者さんが、今週は毎日来院しました。

最近、奥歯にこのプラスチックを詰める治療がすごく多いようです。

歯科治療のいろいろな情報サイトにも虫歯の治療法として堂々と載っていますし、

歯科医院のホームページにもあちこちで掲載されてます。

レントゲンで診断して、詰め物をはずした後、中がこんな状態になっていますと

患者さんに確認してもらいますが、そうとう残念だと思います。こういう結果になって

いるのが事実であるということです。

患者さんが白い詰め物を希望する理由は、金属の色はいや、と金属アレルギー

予防のためですが、こういった事実は知っておくべきです。

いつ頃に詰めたのかをいつも聞くのですが、1,2年から数年前が多く。たまに

覚えていないという患者さんもいます。だいぶ前にというので、いつごろですか

と聞くと3年前と言った患者さんもいて、だいぶ心の大きい方です。










東小岩にて